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2025.06.20

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テント

アイボリーとグリーンのテントはどちらが結露しやすいでしょう?

先日上屋テント(側面の壁が一部ないタイプのテント)をお使いのお客様から、白とグリーンのテントの結露がひどいとのご相談がありました。お話を聞くと、片方の色のみ結露がひどいというのです。テントは別棟ではなく画像ように一つのテントの途中から色が変わっています。(画像はAIで作ったものですのでちょっと変です・・)皆さんはどちらの色のテント生地に結露が発生したと思いますか?

 

 

 

答えはグリーンの真下の結露により水が落ちていました。予想と合ってましたか?私はアイボリーの方が涼しいというイメージでしたのでイコール、シートの温度も低くアイボリーの方に結露が出ると思ったのですが、実際は違いました。お客様の方でもサーモチェックをしていただいて、冬場の朝方に計測をすると明らかにアイボリーよりもグリーンの方が温度が低かったそうです。同じメーカーの同じ商品で、ただ色が違うだけでなぜこんなに結果が違うのか、、理由は端的に言えば緑色の方が暗色であり、夜間の放射冷却の影響を受けやすい傾向があるからだそうです。ご存じでしたか?個人的には感覚と真逆の現象でとても不思議な感覚です。

すべてアイボリーであれば結露は起きないのか?というと湿気を含んだ空気が冷やされ露点を下回れば同じ結果となりますので、やはりまずは湿気を含んだ空気をテントに入れないというのが最大のポイントです。ちなみに結露に困っておられる方におすすめする対策は以下です。

1.天井に結露防止用の内張を設置

2.シーリングファンによる空気の攪拌

3.湿度の高い空気の侵入経路の遮断

一番確実なのは1番かと思いますが、結露防止用の内張をつけるとどうしても内部は暗くなります。せっかくアイボリーを使っても少しメリットは下がってしまいます。ただ、壁面を覆っていないのであればそちらからの光で日中は荷さばき作業可能な明るさは確保されます。最近ではアルミ素材の内張によって外部からの輻射熱を塞ぎ日陰をより涼しくすることもできます。ご使用される状況に応じて改善方法のご提案もできますので、もしお悩みの方は是非お問い合わせください。

 

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