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2020.11.02

コラム,

ビニール製品

ビニールブースの省エネ効果について

工場内にビニール間仕切りやビニールブースを設置する目的の一つが空調機器の効率化による省エネ効果かと思います。しかし実際にどの程度費用を削減できるか計算するのはなかなく難しく、導入に二の足を踏む方もいらっしゃるのではないのでしょうか。確かに正確に効果を計算するには高度なシミュレーションが必要になりますが、概算であれば簡単に計算ができます。

そこで今回は状況を簡略化し、実際にどのくらいの費用削減効果があるのかをざっくりと試算してみたいと思います。概算ですので、あくまで参考に留めてください。

エアコン

おおよそ費用削減効果の計算

例えば、工場サイズ幅10m 奥行き10m 高さ4mがあり、
1/4のビニールブース幅5m 奥行き5m 高さ2mを設置し
内部に空調を配置する場合を考えてみます。

15畳(23.25㎡)目安のエアコンを設置する場合(一台あたり¥150,000とします)、
ビニールブースは1台の設置となり、工場全体の場合は8台となります。
工場全体については、高さが2倍となりますので、この数量となります。
ブースの価格を参考として、ブースの表面積あたり1万円/㎡とすると
下記のような初期投資となります。

工場全体を空調した場合
エアコン8台✕¥150,000=¥1,200,000

ブースを空調した場合
エアコン1台✕¥150,000+表面積75㎡✕¥10,000=¥850,000

となります。
工場全体を空調できるため、エアコン8台設置したほうが良いような気もしますが
この規格のエアコン1台の年間電気料金は¥45,000ですので、そちらを加味すると
下記のような計算結果となります。

工場全体を空調した場合
初期投資¥1,200,000+ランニングコスト10年¥3,600,000=¥4,800,000

ブースを空調した場合
初期投資¥850,000+ランニングコスト10年¥450,000=¥1,300,000

となります。

まとめ

極端な概算ですが、さらに、三角屋根の分の体積や、天井からの入熱、空調を行き渡らせる風の流れ等を考慮すると工場全体に空調を行き渡らせることがいかに困難かおわかりいただけるかと思います。(エアコン選びでかなり変わってくると思いますので、注意してください!)

ビニールブースの場合、エリアが制限される大きな欠点がありますが、区分けをすることで防塵、防虫効果も期待できます。それらを加味するとビニールブースはそれほど損のない選択かと思います。

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