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2020.09.30

コラム,

ビニール製品

工場のゾーニングについて

2020年6月にHACCP(ハサップ)が義務化され、食品を扱う事業者には衛生管理の厳格化が求められるようになりました。この義務化に伴い、多くの事業者が「ゾーニング」を含む一般的衛生管理プログラムの整備を進めています。

しかし、ゾーニングは食品業界だけに限らず、鉄工所や化学工場などのものづくり現場でも品質向上のために必要な施策でもあります。

ゾーニングの方法はさまざまですが、特にビニールカーテンはコストパフォーマンスに優れたバランスのよい設備の1つです。
本記事ではゾーニングの基本と、ビニールカーテンを活用した事例についてご紹介します。

ゾーニングとは

ゾーニングとは、作業区域を明確に区別し、異物の侵入や汚染を防ぐ仕組みです。例えば、工場の衛生区域と汚染区域を分け、人や物の動線を管理することで、製品の品質を守ります。

日本では、玄関で靴を脱ぎ家の中の清潔を保つ習慣があります。これと同じように、工場内でも適切な仕切りや管理が重要です。

工場におけるゾーニングの基準

では、どのような基準でゾーニングを行うべきなのでしょうか?
工場でゾーニングを行う際、一般的には「製造工程による区分」か「衛生度による区分」、どちらかの基準が用いられます。

  1. 製造工程による区分
    製造工程で区域を分けた場合、衛生管理の面だけでなく、製品が他のラインに混入するなど製造面での失敗を防ぐことができます。しかし、2つの問題を一度に解決しようとすると観点がブレてしまい、本来の目的を失った中途半端な改善になってしまうことがあります。異物の侵入を防ぐことが目的ならば、まずは衛生度に観点を絞ってゾーニングを考えることをお勧めします。
  2. 衛生度による区分
    ゾーニングは衛生度によって段階を設けるのが理想的です。段階は、[清潔区域・汚染区域]の2段階、もしくは[清潔区域・準清潔区域・汚染区域]の3段階がよく用いられます。工場の規模や必要な衛生度に応じて、何段階でゾーニングを行うか考えましょう。人や物の動線は段階を跨ぐことのないように計画しなくてはなりません。

ゾーニングの手段と比較

ゾーニングを実現する手段は多岐にわたります。それぞれの特徴がまとめられている表を引用しました。

名称 仕切効果 見通し 変更の容易さ コスト
ハード隔壁 ×
スライドドア ×
スイングドア
ビニールカーテン
衝立
チェーン
ライン
なし

引用元リンク

中でもビニールカーテンは、バランスのよい選択肢となっています。

清潔な区域に埃や虫の侵入を防ぎたい場合、まずはビニールカーテンの導入を検討するとコストを抑えられるかもしれません。

ビニール製品でゾーニングを強化

弊社ではビニールカーテンやビニールブースなど、ゾーニングに最適なビニール製品を提供しています。

お客様の工場を採寸し、工場レイアウトや設備に合わせた形状を提案します。

ビニールカーテン

取り付けが簡単なビニールカーテンは、清潔区域と汚染区域の出入り口に最適です。

防虫生地や透明タイプなど、用途に合わせて選べます。

特に手を使わずに通過できるノレン状のカーテンは、作業効率を損なうことなく防塵・防虫を実現します。往来の多い場所におすすめです。

👉ビニールカーテンの詳細はこちら

ビニール間仕切り

カーテンだけではなく、ビニール壁やアルミドア、シートシャッターなどと組み合わせることで、
広い工場を効果的にゾーニングすることができます。清潔区域への前室としても活用できます。

👉ビニール間仕切りの詳細はこちらから

 

ビニールブース

ビニールブースは工場内に密閉された空間を設けます。埃や虫の侵入を防ぐだけでなく、空調機を別途設置することで快適に作業できます。

👉ビニールブースの詳細はこちらから

ベルトコンベアの事例

ベルトコンベアの出入り口をビニール製品で区切った事例です。
ゾーニングとコンベアの稼働を両立しながら、防塵・防虫対策が可能です。

👉この事例の詳細はこちらから

ビニールカーテンの事例

ビニールカーテンで間仕切りした事例です。箱詰め後など出荷前になる製品の一時的な保管場所ならば、ビニールカーテンで十分な場合もあります。

👉この事例の詳細はこちらから

ゾーニングで工場の衛生環境を改善しよう

衛生管理や品質向上のために、ゾーニングは欠かせない取り組みです。弊社のビニール製品を活用すれば、低コストで柔軟なゾーニングを実現できます。ぜひ、お客様の工場に合わせた最適なソリューションをご提案させてください。

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