NEWS & COLUMN
お知らせ&コラム
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2020.05.22
コラム
屋外用カーテン、芯材カーテン、スライドカーテンの選び方
テントやビニール素材を使ったカーテンには取り付け場所、用途により複数の選択肢があります。 今回はその中でも取り付け頻度の多い3種類の選び方をご説明したいと思います。 結論から書くと風のある環境で使わないのであればカーテン、強風、台風に耐えたいのであれば 芯材入りカーテン、高さがあり強度が必要であればスライドカーテンをおすすめいたします。 下記にその理由を説明いたします。 強度 スライドカーテン>芯材入りカーテン>カーテン コスト スライドカーテン>芯材入りカーテン>カーテン 使いやすさ カーテン≧芯材入りカーテン≧スライドカーテン 高さのあるカーテンの操作性 スライドカーテン>芯材入りカーテン≧カーテン 選ぶ条件としては強度、コスト、使いやすさ、ひょっとすると取り付ける下地の条件も在るかもしれません。強度については台風や強風にも耐えなければならない条件であれば、 スライドカーテンか芯材入りカーテンを選ばなくてはいけません。カーテンでは風に抵抗するすべがないため、確実に破損します。 コストについては部材が一番多いスライドカーテンがもちろん一番高く、シンプルなカーテンは安くなります。 使いやすさについては、不等号で表しています。芯材カーテン、スライドカーテンは風に抵抗するために地面と芯材パイプを何かしら固定する必要があり、 通常落としピン(フランス落し)を使用します。つまり落としピンを芯材の本数落としていく、もしくは上げていく作業が必要となります。 それでも芯材カーテンであれば、通りたい幅に応じて数本落としピンを操作を行えば出入りが可能ですが、スライドカーテンに至っては、その性質上一体となった スライドカーテン部分のすべてのピンを操作する必要があり、手間がかかります。その他の方法としてレールを地面に埋め込み、ガイドピンを芯材から延長することで 風への対策を施すこともできます。この方法ですと落としピンをすべて操作する必要がなく使い勝手が大変良くなりますが、レールの埋め込み費用と開口が一時使えなくなることから 選ばれることはまれです。(この方法があるため使いやすさはイコール付きの不等号となっています) 高さの在るカーテン(4mまで)についてはカーテン端部に芯材パイプ(先導パイプ)を取り付けたカーテンが必須となります。操作用のロープで代用することもできますが、 芯材パイプを取り付けることにより上部まで力が伝わり、カーテンが動作しやすく閉じたときに隙間なく占めることもできます。4m以上となると、スライドカーテンのように 面としての機能をもたせた操作性が必要となります。芯材カーテンでは力が伝わりにくく動作がしづらい開口となってしまいます。 ビニールカーテン:シンプルな構造で基本的に地面との取り合いをしません。多少の風に対応するため、地面に打ち込んだグランドフックとカーテンをチェーン等でつなぐこともできますが、 強い風には耐えることができず、不意の強風により破損の原因となります。操作性と機密性を向上させるため、先導にだけマグネット付きの先導入りのパイプを取り付ける場合があります。 ビニールカーテンの欠点である不安定さが解消されるため、おすすめの仕様です。(ただし風には耐えられません) 芯材カーテン:耐風のため芯材のパイプが組み込まれており、強風や台風であっても十分に持ちこたえることができます。(建屋が破損するような強風は別となります)カーテンレールは通常のものよりも大型のアルミレールを使用するか、ハンガードア用の高強度のものを使用します。地面に落とし受けを埋め込み、そちらに落としピンを固定することで風に対して抵抗をします。芯材同士がシートでしか連結されていないため、互いがフリーに動くことができるため、ピンを必要箇所だけ外すことで開きを調整できます。高さは4m程度が目安となります。それ以上となりますと操作が難しくなるとともに、強度を保つために芯材のサイズが大きくなっていきます。風に耐えうる構造としては、最低限芯材カーテンの取り付けをおすすめしております。 スライドカーテン:芯材同士をバツの字にスライドバーでつないだジャバラ構造となっており、カーテンを縮めたときにはスライドバーも幅が縮み芯材カーテン同程度のタタミシロでまとめることができます。ジャバラ構造を取ることで高さの在るカーテンでも力の伝達がしやすくなり、開け閉めが同様となります。弊社のジャバラ仕様はすべてスライドバーにベアリングが組み込まれているため、少ない力で動かすことができます。すべての芯材をつなぐため、カーテンがより面として力を受けることになるため、強度も有利です。ただし、芯材がすべて連結されており、すべての芯材間が等しい間隔で動くため、例えば1mの開口を作るためにもすべての落としピンを抜かなければならない欠点があります。常に締めた状態、開けた状態を保たれるなら問題有りませんが、頻繁な開閉には向いていない仕様となります。 以上一長一短ある仕様ではありますが、その一短を部材、工法を工夫することにより対処することもできます。風向きや開閉頻度等を踏まえご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。 タカダ創美の屋外カーテンに関するページはこちらから タカダ創美のビニールカーテンに関するページはこちらから -
2020.05.21
コラム
工場の暑さ対策について
日毎に暑くなってまいりました。 これからのシーズン、作業員の命を守るために暑さ対策をしっかり行っていかなければなりません。 平均気温は年々上昇しており、工場・倉庫内はより一層深刻な環境となっています。 一方で景気悪化もあり、設備投資を行いづらい現状は、管理者の方々の悩みの種になっていることだろうと思います。 温度の基準 具体的に、どこまで温度を下げれば作業員の健康を保てるのでしょうか。 厚生労働省は熱中症予防のキャンペーンとしてクールワークキャンペーンを展開しており、これに詳しく記載されています。 https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000613019.pdf https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/dl/h0616-1b.pdf これに記載されているWBGT値は、温度によるストレスの大きさを表した指数になります。 正確に計測するのは少し大変なのですが、大まかには温度と湿度で調べることができます。 厚生労働省 職場における熱中症予防対策より転載 例えば温度30、湿度70と仮定すると、WBGTは28になります。 ちなみに厚生労働省の指針では軽量な押し車は荷車を押す際のWBGT基準値は28以下にするように、とのことです。 なかなか達成が難しいのではないのでしょうか。 水分・塩分補給や日頃の体調管理だけでなく、WBGT自体をさげる取り組みが必要になります。 設備による環境改善 作業服を工夫することでもWBGT値は下がるようですが、根本的には作業環境自体を改善しなくてはいけません。 WBGT値を下げる環境改善としては、以下のような物があがるかと思われます。 扇風機 屋根散水 遮熱材・断熱材 空調機 扇風機 直接作業員に風を当てることで、重労働環境下ではWBGT値を1下げることができます。 ただ、これが設置できる環境の方は、すでに対応されているのではないのでしょうか。 屋根散水 屋根にスプリンクラーを設置し散水し、気過冷却によって温度を下げる方法です。 省エネルギーながらも、気温を数℃ほど下げる効果が期待できます。 工場・倉庫の建築環境が許すならば検討する価値はあると思います。 遮熱材・断熱材 屋根や壁に遮熱材・断熱材を用います。 メーカーに寄って効き目は様々ですが、相当の効果が発揮する素材もあるようです。 新築ならば積極的に検討するべきですが、既設には難しいのではないのでしょうか。 空調機 最終的に空調機を候補にする方が多いと思います。 WBGT値の低減に相当の効果がありますが、効力を発揮させるのに難しい設備でもあります。 スポットクーラーは人の移動が激しい環境には意味がありませんし、 広い空間を冷やすとなると膨大な電気代がかかります。 ビニール間仕切り そこで弊社では、空調機の導入と合わせてビニール間仕切りの設営を提案しております。 工場員の作業領域が限定的な場合や、休憩スペースだけ冷やしたい場合などにとても効果的です。 密閉空間を作り出すことで冷気を無駄にせず、空調の効きを最大限に発揮し省エネにも貢献します。 機械と作業員のスペースを確保した2重張りのブース。恒温効果だけでなく防塵・防虫も期待できる 設置箇所や形状を工夫することで防塵・防虫にも効果を発揮し、製品品質の工場にも貢献します。 空調機を既に導入されているお客様にも、既存の建設・工場設備に合わせた設計を提案いたしております。 既存の作業スペースに間仕切り設けた例。空調効果を向上させ省エネに貢献。 ぜひ一度ご検討ください。 →ビニール間仕切りのページはこちらから← -
2020.04.29
お知らせ
ゴールデンウィーク休業のご案内
弊社のゴールデンウィーク期間中の休業日は、以下のとおりです。 5/2~5/6, 5/9,5/10 宜しくお願いいたします。 -
2020.04.09
社内の様子
弊社工場に防音間仕切りを施工しました
弊社の縫製工場に防音間仕切りを施工しました。 昨日導入した自動裁断機は生地を盤面に固定するためにバキュームが搭載されているのですが、 その稼働音が煩くスタッフのコミュニケーションを妨害していました。 大げさですが、飛行機の離陸音のような音がします。 そこは間仕切りのスペシャリスト、タカダ創美!ということで、防音用の間仕切りを設営しました。 2重カーテンを用いることで、設備を利用するときだけ防音スペースを確保することができます。 生地は防音用ではなく弊社標準のビニール生地なのですが、予想以上の防音効果を得ることが出来ました。 スマートフォンのアプリを利用した簡易的な計測になりますが、62.3dbから53.7dbまで騒音を抑えられています。 これまでは大声を出してコミュニケーションする必要がありましたが、声を枯らさずに済むようになりました。 副次的な効果として、設備の破損防止にもなっています。 繊細で高価な設備ですので、作業中にゴツンとぶつけてしまうと大事になる可能性がありますが、 カーテンを設けることでそのような事態を防ぐことができます。 弊社では、このような防音ブースの施工も随時承っております。是非お問い合わせください! カーテン施工前 カーテン施工後 -
2020.04.07
お知らせ
社内の様子
屋内用の電動フォークリフト導入
これまで縫製部では、反物の移動にはハンドリフトやリフトテーブルを用いていました。 時には、人の手で一反ずつ持ち上げて運んでいます。生地は一反だけでも何十キロとあり、人力では大変な重労働です。 男性でも大変な仕事なのですが、縫製部の多くは女性で、これまで大変な仕事をされてきました。 今回は働き方改革の一環として、屋内用の電動フォークリフトを導入しました。 重いものでも軽々運べます。すごいですね! こんなに小さくても、高さ2.5mまで荷物を持ち上げられるようです。 これを活かして大型の棚を用意し、スペースの有効活用も計画しています。 現在他も、床の張替えなど多くの作業環境の改善が行われています。(写真の背景がゴチャゴチャしているのはその為です・・・) このように環境改善も行いながらよりよい製品づくりを目指していきますので、今後ともよろしくおねがいします! -
2020.04.02
イベント
社内の様子
入社式
今日から新年度。 簡単ではありますが、入社式を行いました。 今年は2名お迎えすることができ、この状況の中で入社式ができたことは幸いです。 これから少しずつ親睦を深めていけたらな、と思います。 -
2020.02.10
お知らせ
社内の様子
自動裁断機の導入
自動裁断機を導入しました。 PCで製図した通りに生地を切ってくれるスグレモノです。 1mm単位の非常に繊細な加工・線引きもでき、加工もすごく早いです。 筆者は入社当時から「図面通りに裁断してくれる機械があったらなぁ」と妄想していたのですが、そのような物が本当に導入されてしまいました。 指定生地の長さで反物を裁断してくれる機械は、これまでも使用しておりました。 シンプルで信頼性が高く、スタッフからの評判もとてもよいです。 しかし少し複雑な形となると、ハサミやカッターを利用したアナログな加工が必要です。 そういった作業は、精度にバラツキがある、加工に時間がかかる、作業員が怪我をする可能性がある、などの問題があり、 そのような状況を改善するために本機の導入となりました。 現状の課題としては、機械を扱えるスタッフの育成と、作業プロセスの改善です。 PCから操作を行うため、そのような操作に抵抗のないスタッフの育成が必要になります。操作自体は複雑ではないのですが、ボタンが沢山あるためPC初心者には少々難しいです。 加えて、急に必要となったちょっとした加工でも手軽に利用できる環境づくりも必要だと感じています。 諸々課題はございますが、活用幅を広げられるよう改善中です。 このような機械を導入している会社はこの業界では少数です。これを活用した案件もお待ちしておりますので、是非お問い合わせください! [gallery link="file" ids="1905,1904,1903"] -
2019.12.25
イベント
社内の様子
年末くじ引き
弊社毎年恒例のくじ引きが行われました! 今回の一番の目玉は大きいハムだと思われます。 私はいぶりがっこが当たりました。 -
2019.10.08
コラム
テント倉庫と税務について
度々お客様からテント倉庫には税金がかかりますか?との質問があります。 基本的にテント倉庫は建築確認が必要な建築物ですので、固定資産税がかかります。 固定資産税は必要になってしまいますが、2025年(令和7年)3月31日までの税制優遇を受けることができます。 テント倉庫はもちろんのこと、庇テント、オーニングといった他の膜体製品も対象となり、 施工・設置込60万円以上の物件に対して、「即時償却」もしくは 「10%税額控除」(資本金3000万円超の法人は7%)を受けることができます。 弊社から工業会証明書を出させていただき、後はお客様の会計士の方に ご相談いただければ、スムーズに税制優遇を受けることができるかと思います。 期間限定ですので、お考えの方はお早めにご検討ください。 -
2019.10.08
コラム
テント倉庫の色選びについて
色について、以前は町中を車で移動していても、グリーン色のテント倉庫を よく見かけたかと思いますが、今は殆どが白っぽいアイボリー色のテントが 多いのではないでしょうか。 これには理由がありまして、アイボリー色とグリーン色を比較した場合、採光性、蓄熱性、 耐久性について、アイボリー色に優位性があります。 アイボリー色の場合、日中であれば照明がなくとも荷捌き程度の作業であれば 十分に明るさが得られます。蓄熱性については、アイボリー色の方が グリーン色に比べ太陽光を反射する成分が多いために、吸熱することなく 夏でも内部が若干涼しく、また、紫外線による基布(テント生地はポリエステルの 糸を織り込んだものに、コーティングがされています)へのダメージが少ないという利点があります。 以前は光を反射するからという理由でシルバー色を選択されるお客様もいらっしゃいましたが、 近年実際に測定してみると、実はアイボリー色の反射成分の方が多いという意外な結果が得られました。 アイボリー色はどうしても汚れが目立ちますが、汚れにより内部の照度が気になるかといえば そこまでの影響も出ないため、まずはアイボリー色をおすすめするのが一般的となっています。 最近では天井の優位性を生かしてアイボリー色、側面はブルーやグリーンと行った 濃い色を選ばれるケースも増えてきました。側面への太陽光線は入射角が浅いため 生地へのダメージにさほどの影響は出ず、採光性にも問題がないため、近年増えてきています。 同じ形状、雰囲気になりがちなテント倉庫に自社独特のアクセントをつけるとともに、 雨だれについても濃い色ですとアイボリー色よりも目立たないというメリットもあります。 多少の費用はかかりますが、様々な組み合わせが可能ですので、興味のある方は 一度ご検討されてはいかがでしょうか。
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